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WRCクロアチア:エントリーリスト発行。カッレ・ロバンペラは2年連続で先頭走行に

©WRC PROMOTER

WRC第3戦ラリークロアチア(4月21〜24日、ターマック)がエントリーリストを発行した。トヨタのカッレ・ロバンペラは、2年連続で選手権リーダーとしてクロアチアを迎える。また、昨年10月に交通事故による負傷で戦線を離脱していたピエール・ルイ・ルーベは、Mスポーツ・フォードからラリー1復帰戦に臨む。

3月28日に公開された公式エントリーリストでは、筆頭にカッレ・ロバンペラの名前が挙がり、初日はスタート順トップで走行に臨む。トヨタGRヤリス・ラリー1を駆るトヨタのチームメイトはエルフィン・エバンスとエサペッカ・ラッピ。ラッピはラリー1マシンでの2度目の参戦となる。ラッピがエントリーしていることにより、今季ラッピとマシンをシェアする昨年のクロアチア覇者セバスチャン・オジエは出走しないことになる。日本の勝田貴元は4台目のGRヤリス・ラリー1でエントリーする。

ルーベとともにMスポーツ・フォードからフォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1を駆るのは、同郷フランスのアドリアン・フルモーと、クレイグ・ブリーン、ガス・グリーンスミス。ルーベはMスポーツ・フォードからの参戦はこれが初めてとなり、3月上旬にはWRCクロアチアの準備としてサウスベルギーラリーに参戦している。

ヒョンデは3戦連続で同じラインナップ。選手権ではチーム最上位につけているティエリー・ヌービルがスタート順2番手、オリバー・ソルベルグ、オィット・タナックはそれぞれ7番手、8番手からヒョンデi20 Nラリー1をドライブする。

WRC2選手権には29台がエントリー。現在ランキング首位に立つアンドレアス・ミケルセンが今回は不出走であることから、エリック・カイス、ヤリ・フッツネンらフォード勢、シトロエンのヨアン・ロッセル、エリック・カミリ、ステファン・ルフェーブルのシトロエントリオがトップ争いを展開することが見込まれる。またポーランドの強豪、カエタン・カエタノビッチは今季WRC2初参戦。2021年のWRC3でシリーズ2位に入った時と同じシュコダ・ファビア・ラリー2 EVOを駆る。

また、この大会には全日本ラリー選手権でシュコダ・ファビアを駆る福永修/齊田美早子もエントリー。最新型のマシンをレンタルして臨む。
福永は、「国際ラリーでのターマックは初めてですが、初心に返って得意なターマックからやろうと。それに、全然知らないクルマに乗るわけではないので気分的には楽ですね」と語る。

参戦を決めた背景には、チームへのフィードバックも視野に入れた思いがあるという。
「全日本のJN-1クラスで自分のチームだけが国際ラリーも含めて、知識が乏しいと思うんです。新井選手や奴田原選手のところも海外ラリーを経験しているけど、僕はFIAのラリーの経験があまりに少ない。今回の参戦で得られたノウハウをチームにフィードバックできるという狙いもあります」

クロアチアはジュニアWRCの第2戦にもあたり、7台がエントリーしている。開幕戦ラリースウェーデンの覇者、ジョン・アームストロングを筆頭に、ジュニアWRCデビュー戦に挑むジャン‐バティスト・フランチェスキも含まれる。

WRCラリークロアチアエントリーリスト
WRC_Croatia-EntryList_v1



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