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【速報】全日本ラリー唐津:コバライネンが勝利、2戦連続で全SSベストタイム奪取

©Naoki Kobayashi

2022年シーズン全日本ラリー選手権第2戦「ツール・ド・九州2022 in 唐津」は、4月3日(日曜日)に最終日の6SSを走行し、ヘイキ・コバライネン/北川紗衣(シュコダ・ファビアR5)が、奴田原文雄/山本磨美(トヨタGRヤリス)に44.9秒差をつけて勝利を飾った。1分3秒7差の3番手には勝田範彦/木村裕介(トヨタGRヤリス)が入っている。

最終日は3SSを、サービスを挟んでループする6SS、33.58km。初日を終えた段階で20.6秒のアドバンテージを手にしていたコバライネンは、この日も全SSでベストをたたき出す圧巻のスピードを披露。2位奴田原との差を44.9秒にまで広げ、トップフィニッシュを果たした。

2戦連続となる完全勝利に「本当にハッピーだよ。2勝目を獲得できたことに驚いている。このラリーは僕らにとってあまり経験がなかったからね。僕らのペースノートは、ラリーを進めるごとにどんどん良くなっている。新しいステージでも、ノートを信頼してしっかりアタックできた。途中、ネジのようなものを踏んでいたことに気がついたんだけど、ノリさんに聞いたら『替えた方がいいよ』とアドバイスをくれた。タイヤ交換して無事に戻ってこられて助かったよ」と、コバライネンは喜びを語った。

コバライネンのスピードにはついていくことができなかったものの、ノートラブルで走り切った奴田原が初コンビで2位表彰台を獲得。「今回はトラブルフリーで走れたことが大きかったです。クルマはバランス良くまとまっていましたし、何よりもヨコハマタイヤが今回の唐津の路面に合っていましたね。GRヤリスの投入から1年かかって、ようやくスタートラインにつけた感じです」と、納得の表情だ。

1分3秒7差の3位となった勝田は「初日のSS1でタイヤマネージメントを失敗してしまったのが大きかったです。最終日の昼、テストの意味でリヤデフを交換しましたが、これが良いフィーリングを得られたので、次の久万高原に活かしたいです」と、コメント。1分27秒4差の4位に鎌田卓麻/松本優一(スバルWRX STI)、眞貝知志/安藤裕一(トヨタGRヤリス)が前日からひとつ順位を上げて5位を得ている。



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