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FIAラリースター、アブダビで中東・北アフリカ地区のファイナルを実施

©FIA

FIAが才能ある若手を発掘するプロジェクト、FIAラリースターは、3月18〜20日にアブダビのヤスマリーナサーキットで中東と北アフリカのファイナルが行われた。クロスカーを使用し特設のグラベルステージで実施された競技では、オマーンのアブドーラ・マソウド・アルタワキが優勝した。

ヨーロッパ地区ではすでに、1月にドイツのエステリンクでファイナルが行われ、WRCドライバーのガス・グリーンスミスと、オリバー・ソルベルグの母、パニラ・ソルベルグも審査に加わり、エストニアのロメ・ジャルゲンソンが優勝を果たしている。

一方、ジョルダンのファラ・ザカリアは今後、北米で行われるウィメンズ・ファイナルへの進出を決めた。ここには、ヨーロッパファイナルからスウェーデンのマヤ・ハレン・フェレニウス、英国のケイティ・ミルナーが進出を決めている。

5月27〜29日には南アフリカでアフリカ地区のファイナルが行われた後、アジア・パシフィック、コダスール、中南米地区のファイナルが続く。2023年にFIAラリースタートレーニングを受けることのできる枠は7人、そこから4人が2024年にジュニアWRCへの参戦を目指す。

一方、以前FIAラリーディレクターを務めていたフィンランドのヤルモ・マホネンが、FIAラリーコミッションの会長に就任した。かつてラリーフィンランドの主催者で中心人物として活躍したマホネンは、フィンランドのASNであるAKKモータースポーツの会長職も兼務する。これに先立って、スウェーデンのロジャー・エングストロームは、WRCコミッション会長就任が発表されていた。
(Graham Lister)



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