ニュージーランドのマイケル・ヤングが、今季、ニュージーランドラリー選手権とAPRCに参戦することを発表した。ヤングは先日、NZ選手権開幕戦のオタゴラリー(4月8〜10日)に向けて、ニュージーランド南島の高速ステージでイベント前テストを終えている。
オタゴラリーには、2021年にも使用したスバルWRX STIで、長年ヤングの相棒を務めてきたマルコム・リードと組んで参戦する。当初、ヤングのコ・ドライバーはエイミー・ハドソンが務める予定になっていたが、リードの英国移住が5月上旬まで延期になったため、オタゴ参戦を決めたという。
オタゴラリーの参戦は初めてとなるヤングだが、このチャレンジに意欲を見せており「マルコムと自分は、昨年末にローレンスラリーに参戦して南島の道を経験した。この時はペースノートのないラリーだったが総合2位でフィニッシュしたので、ペースノート走行になればトップのペースに迫ることができる。オタゴは、どのドライバーも参戦したいと思うラリーだ」と語っている。
「このラリーの経験が豊富なマルコムと組めることはうれしい。また、マルコムが国を離れた後はエイミーがコ・ドライバーを引き継いでくれることになっていることもうれしいよ。エイミーとは数週間前にテストをしたがとてもうまくいったので、次の機会にはいいコンビネーションで戦えるはずだ」
一方、ヤングは日本のクスコ・レーシングとも連絡を取り続けており、新型コロナウイルスによる国境制限が緩和されれば、APRCの日本ラウンド2戦にトヨタC-HRで参戦した後、11月にオーストラリアで行われるファイナル進出を目指す見込みとなっている。
ヤングは南島で行ったテストの動画も公開している。