WRC第3戦クロアチアラリー(4月21〜24日)に向けたヒョンデのテストが、大雪のために混乱したようだ。クロアチアラリーの拠点となるザグレブ近郊の道が、WRCクロアチアで予想されるピュアなターマックのコンディションとはかけ離れてしまったために、ティエリー・ヌービルのテストが延期になったという。
チーム副代表のジュリアン・モンセは状況について「クロアチアラリー向けのテストは、初日にオィット・タナックが走行した。この日のコンディションは通常どおりだったのだが、週末はヨーロッパ全土のほとんどで天気が崩れ始め、事態が厄介になった。クロアチアの我々がいた地域は大雪に見舞われ、土曜日のティエリーのテストを実施することができず、予定を変更しなくてはならなくなった」と説明する。
「地元自治体と主催者の協力のおかげで、月曜日に道を使わせてもらえることになり、ティエリーもテストをすることができた。日曜日は天気が回復したので、オリバー(ソルベルグ)は当初の予定どおりに走ることができた。ティエリーは2日遅れての走行となったが、天気はよくトラブルもなかった」
ヌービルは、選手権争いでは首位につけるトヨタのカッレ・ロバンペラの14ポイント差の2番手で、クロアチアを迎える。