11月6〜7日に福島で開催されていた全日本ラリー選手権最終戦東京ラリー。勝利を飾ったのは2010年チャンピオンの勝田範彦だった。
ラリーは福島県東白川郡棚倉町のルネサンス棚倉をスタートとする13SS(約68km)で争われた。勝田はSS1でトップタイムを出したものの、その後はグラベルを得意とする奴田原文雄とスポット参戦した鎌田卓麻と僅差のバトルを展開。しかし、キャンセルとなったSS5を挟んだSS6で鎌田が右フロントタイヤをバースト、上位戦線から離脱してしまう。そして初日の最終SSでは奴田原にターボトラブルが発生。勝田に4.8秒のリードを築いていたが、ここで順位が入れ替わる。
初日を終えた段階で勝田は奴田原に6秒差。3番手の福永修とは40秒以上の差が開いているため、勝田としてはこのまま逃げ切りたいところだ。
2日目、勝田は後続とのタイム差も見ながら危なげなく快走。5SS中2本でトップタイムを出し、最終的に奴田原との差を16.2秒に広げて今シーズン6勝目を挙げた。一方の奴田原は体調不良もあってまったくタイムが伸びず。一度もSSタイムで勝田を上まわることができず、2位でラリーを終えている。
総合順位
1 勝田範彦 59分06秒5
2 奴田原文雄 +16.2秒
3 福永修 +52.2秒