WRCクロアチア:Mスポーツ・フォードは4台エントリー、ルーベがWRC戦線復帰 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCクロアチア:Mスポーツ・フォードは4台エントリー、ルーベがWRC戦線復帰

©Tomislav Moze / Red Bull Content Pool

今週開催されるWRC第3戦ラリークロアチア(ターマック)に、Mスポーツ・フォードは、クレイグ・ブリーン、ガス・グリーンスミス、アドリアン・フルモーに加え、ピエール‐ルイ・ルーベをフォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1のドライバーに起用する。

チームは今季初、ラリー1マシンにとっても初めてのフルターマックラリーに向けてテストを実施。チーム代表のリチャード・ミルナーは進捗について「全ドライバーからいいフィードバックが得られた」と語っている。

ブリーンはクロアチアに先駆けて、イタリアで開催されたサンレモラリーにラリー2マシンで参戦し、準備を整えてきた。
「クロアチアのラリーは自分がとても楽しめたので、すごく楽しみにしている。自分は実はターマックの方が得意なので、クロアチアでまたターマックを走れるのは素晴らしいことだ」とブリーン。
「先週行ったテストはとてもいい内容になって、マシンにすごくいいフィーリングが得られたし、すべてに満足できたので、(3位でフィニッシュした)モンテのようなペースを出していきたいね。タフでなければいいイベントになるはず。新しいステージもあるが、そのほかは昨年と似たような感じなので楽しみにしているし、チームが一丸となっていい仕事をしてポイントを持ち帰りたい」

Tomislav Moze / Red Bull Content Pool

アイスとスノーがミックスされながらも例年に比べてドライとなったターマック路面のモンテカルロでは、自身初のWRCでのステージウインをマークしたグリーンスミスも、クロアチアでの活躍が期待される。
「今季のモンテカルロはすごくドライだったが、あそこで素晴らしいチームパフォーマンスを見せられたので、クロアチアに向けて非常に自信が高まっている。プレイベントテストで、そのことが示されたと思う」と意欲を見せるグリーンスミス。
「モナコとよく似た路面でテストが始まったが、すぐにマシンが生き生きと走っていることを実感した。とにかくターマックでの走りが見事なマシンなので、フィーリングは最高だし、ラリーに向けてとてもワクワクしている。前戦から日にちが空いているので、スタートが待ち切れない」

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フルモーはWRカーデビューとなった昨年のクロアチアで、いきなり総合5位を果たしたほか、ステージウインまであと1.1秒という好タイムもマークしている。
「昨年のクロアチアはWRカーでの初参戦となったので、一周回ったような感じ。またクロアチアに参戦できることがとてもハッピーだ。昨年はいいリザルトを残せたし、長くグラベルラリーが続いたので、またターマックに戻れるのもうれしい」とフルモーは語る。
「とても楽しめるラリーになると思う。グリップレベルが多彩でトリッキーだが、様々なステージを走るので素晴らしいラリーだ。チームは、シーズンの開幕戦となったターマックで素晴らしいパフォーマンスを見せたので、いい位置につけられることを期待している。トップレベルのマシンで同じラリーを2度走るのは、このクロアチアが初めてとなるので、そのこともうれしいよ」

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ルーベは昨年10月に交通事故に遭い戦線から離脱しており、今季からWRCに導入されたハイブリッドの新規定ラリー1マシンでの参戦は今回が初めてとなる。Mスポーツ・フォードからトップレベルのマシンで参戦するのもこれが初。今季はWRC7戦にプーマ・ハイブリッド・ラリー1で参戦することが発表されている。
「またクロアチアに参戦できること、そしてMスポーツ・フォードから参戦することになって、とてもハッピー。数週間前にチームとプレイベントテストを行ったほか、ベルギーのラリーでコースカーとしてドライブしたが、すべて順調でマシンのフィーリングもいい」とルーベ。
「今季の最初のWRCでチームのためにベストを尽くしたいと思う。ステップバイステップで進んでいき、自分のベストの強さを出せるように努める。楽しみにしているよ!」

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