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WRCクロアチア:リエゾンで速度超過のティエリー・ヌービル、異議の意思もペナルティは即時行使に

©Hyundai Motorsport GmbH

4月22日に行われたWRC第3戦クロアチアラリーのデイ1において、ヒョンデのティエリー・ヌービルがリエゾン中に11kmにわたり速度を超過して走行したことに対し、同日夜に1分のペナルティが科された。競技者には、こうした裁定に対し異議を申し立てる権利が与えられていることから、ヌービルは23日朝、異議を申し立てる意思を示した。

しかしこれに対し、審査委員会はペナルティの裁定を即時、行使する決定を下した。この決定を伝える裁定書の中で審査委員会は、2022年FIA国際モータースポーツ競技規則12.3.3は、審査委員が課したペナルティが一時停止される場合と即時行使力を持つ場合について規定しているとしている。12.3.3.b(参照.箇条書き4項目目)では、12.2.1.cと12.2.1.hに違反している場合、罰則が即時拘束力を持つと規定しており、22日の裁定書ではヌービルの行為がこれに違反していることが示されていることから、今回の罰則は即時行使されることになったと決定を下した。

この決定は、FIA国際モータースポーツ競技規則12.3.3.cに基づき、異議申立ての対象とはならない。

結果、ヌービルはペナルティを加算されたことで、デイ1を終えた時点での総合順位を2番手から4番手に落としている。



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