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【速報】全日本ラリー久万高原:トヨタの勝田範彦がシーズン初勝利を達成

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2022年シーズン全日本ラリー選手権第3戦「久万高原ラリー」は、5月1日(日曜日)に最終日の2SSを走行し、勝田範彦/木村裕介(トヨタGRヤリス)が福永修/齊田美早子(シュコダ・ファビアR5)に54.9秒差をつけて勝利を飾った。56.7秒差の3位には新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)が入っている。

最終日は21.66kmのステージをサービスを挟んで2回走行する、43.32km。この2SSで圧巻のベストを刻んだのは、前日のデイリタイアから再出走を果たしたヘイキ・コバライネン/北川紗衣(シュコダ・ファビアR5)。一方、首位の勝田はSS6こそ2番手福永の先行を許したものの、SS8ではセカンドベストにまとめて、今シーズン待望の初勝利を手にした。

「ヘイキ(コバライネン)選手のリタイアは残念でしたが、ようやく勝てましたね。唐津後にテストしたことで、クルマの進化を感じることができました。良い準備をしてラリーに挑めるのは、私たちのチームの強みだと実感しています」と、勝田はラリー後にチームへの感謝を語った。

先週末、WRCクロアチアを戦ってきたばかりの福永は、SS7を終えた段階で首位の勝田に15.0秒差まで迫るが、SS8で痛恨のタイヤバースト。2位表彰台にも「ちょっと攻めすぎてしまいました。SS8の途中までかなり詰めることができていたんですが、インカットした際にタイヤをパンクさせてしまいました」と、悔しさをのぞかせた。

前日まで3番手を走行していた鎌田卓麻/松本優一(スバルWRX STI)は、SS7で駆動系トラブルからストップ。この結果、新井敏弘がひとつ順位を上げて、シーズン初の3位表彰台を手にした。「競り合っていた鎌田選手が止まってしまったのを見て、最後は緊張の糸が切れてしまいましたね。ただ、クルマはかなり良くなってきました」と、新井は手応えを語っている。

2分31秒6差の4位に奴田原文雄/東駿吾(トヨタGRヤリス)。SS8でパンクを喫した眞貝知志/安藤裕一(トヨタGRヤリス)は、3分47秒8差の5位でラリーを終えている。



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