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全日本ラリー久万高原:コバライネン、初日クラッシュの後でラッピに相談

©Naoki Kobayashi

5月1日にフィニッシュした全日本ラリー選手権第3戦久万高原ラリー(ターマック)では、開幕2戦で全SSベストという完全勝利を挙げているヘイキ・コバライネン(シュコダ・ファビアR5)がクラッシュを喫してレグ離脱という波乱が起きた。

ラリー序盤の2SSでは、これまでの勢いそのままにベストタイムを並べていたが、SS3でリヤサスペンションにダメージを負ってスローダウン。SS4を走り切ったが、サービスに帰還できずリタイアを喫している。

F1、SUPER GTと百戦錬磨のコバライネンだが、ファビアR5に乗り換えてからの大きなミスはこれが初めて。この日は母国フィンランドの僚友でトヨタのWRCワークスドライバーを務めるエサペッカ・ラッピや、勝田貴元にアドバイスも仰いだという。

Jun Uruno


チームはコバライネンのマシンを修復し、翌日のレグ2を再スタート。この日のコバライネンはサービスで、「昨日のミスにはガッカリしたけど、もう忘れる。セバスチャン・ローブやセバスチャン・オジエだって何かが起きることはあるんだからね」とコメントしている。

「昨日の晩、エサペッカ・ラッピと話したんだ。エサペッカは『誰だってミスをする。ミスをしたことがないのであれば、それはちゃんと攻めていないってことだ』と教えてくれた。貴元さんも同じように『ミスはあるものだ』って言ってくれたよ。昨日は、もっと速く走るにはどうするべきなのか、もっと理解したかったんだ。WRCレベルに行くのなら、もっとプッシュして、限界値を上げていかなくてはならない」

コバライネンは最終日の2SSでいずれも圧倒的なベストタイムをたたき出し、レグ別得点3点を獲得している。



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