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Mスポーツ・フォードのミルナー代表はクロアチアを賞賛、グリーンスミスはポルトガルで初ポディウムを狙う

©M-SPORT

今季のWRC第3戦として開催された、クロアチアラリー。荒れ模様の天気に独特の舗装路面の中、パンクやアクシデントも頻発し大荒れのタフなイベントとなったが、Mスポーツ・フォードのチーム代表、リチャード・ミルナーは、世界選手権としての開催はまだ2度目のこのイベントを大いに気に入っているようだ。

チームとしては、最終日の午前にクレイグ・ブリーンがポディウム圏内から脱落、アドリアン・フルモーは高速でクラッシュ、ガス・グリーンスミスとピエール‐ルイ・ルーベはパンクに見舞われ、すべてのステージを走り切ることができなかったなど厳しい結果になったが、ミルナーは来年の開催が待ち切れないという。

イベントを終えた後、ミルナーは「久しぶりにWRCで、こんなメチャクチャなコンディションに直面した。ドライバーたちは、こういったイベントが好きだし、今年も素晴らしい大会にしてくれたファンや主催者のみなさんに感謝したい。あっという間に名物イベントになった」と語っている。

チームのグリーンスミスは、浮き沈みの激しい展開となったクロアチアラリーがノーポイントに終わったことで、ドライバーズランキングでは4番手から7番手に後退。この結果を、次戦では有利に活用したい考えだ。

現在25歳のグリーンスミスは、ザグレブ拠点のこのイベントでは初日、一時は5番手につけていたが、フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1で3回のパンクに見舞われ、この日を走り切ることができなかった。デイ2は再スタートしたものの、ポイント圏内まで挽回することができなかった。

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しかし、ラリー1マシンでの初めてのグラベルラリーとなる次戦のラリーポルトガル(5月19〜22日)では、初日の走行順が7番手となり、アドバンテージにもなり得る。

「2戦連続でいい結果を残した後、3回目はうまくいかなかった」とグリーンスミス。
「そんな時もあるとは思うが、これでポルトガルではいい走行順が得られた。次戦で走行順が7番手になるのは間違いなく有利になる点。ポルトガルでは見せ場を作りたい。クロアチアでも速さは見せられたが、ノーポイントで終わったのは残念だ。ポルトガルでは全力を尽くして、初めてのポディウムフィニッシュを達成したい」

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チームメイトのブリーンは、クロアチアラリーを4位でフィニッシュしたことで、選手権では3番手に浮上してポルトガルを迎える。
(Graham Lister)



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