セバスチャン・オジエが、6月23〜26日に開催されるWRCサファリ・ラリーケニアに、再びトヨタGRヤリス・ラリー1で参戦する。5月19日に行われたWRCラリーポルトガルの記者会見で言及していたが、23日、トヨタがそれを認めたことをWRC.comが伝えた。
トヨタは、6月2〜5日に開催される第5戦ラリーイタリア・サルディニアには、エルフィン・エバンス、カッレ・ロバンペラのチームメイトにエサペッカ・ラッピをエントリーしているが、サファリではイベント連覇がかかるオジエを起用する。
昨年のサファリでは、オジエは初日にサスペンショントラブルに見舞われ7番手まで後退していた。しかし、イベント全般にわたってラリーをリードしていたヒョンデのティエリー・ヌービルが、最終日最初のステージで石にヒットして右リヤフェンダーを破損、リタイアに追い込まれるという波乱。その後、勝田貴元が一時首位に立ったが、最終2本目で追い上げてきたオジエが逆転、21.8秒差をつけての優勝を飾った。
先週のWRCポルトガルでは、ラリー1マシンで2度目の参戦を迎えたオジエだったが、金曜日に2度のパンクに見舞われ大きく後退。土曜日に再スタートしたが、この日はコースオフを喫し、ブレーキオイルが熱くなったエキゾーストにかかったことで出火、2度目のデイリタイアに追い込まれた。その後はマシンの走行経験を積むことに徹する展開となり、最終的に51位でのフィニッシュとなっる。
今年のWRCサファリは、全19SS、365kmのステージが予定されている。