2022年WRC第5戦ラリー・イタリア サルディニアは、トヨタのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組がデイ2を不利な出走順一番手で走行し総合8位と苦戦したが、デイ3では総合5位まで順位を上げ、最終のパワーステージで2番手タイムを記録しラリーをフィニッシュ。ドライバー選手権首位の座を守り、選手権のリードを拡げた。
2回のデイリタイアを経て再出走したエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組はパワーステージで3番手タイム。エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルムが4番手タイムでボーナスポイント2点を獲得した。TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team Next Generationから出場の勝田貴元も5番手タイムでボーナス1点を獲得し、総合6位で完走を果たした。この結果を受け、チームーオーナーであるトヨタ自動車の豊田章男社長がコメントを発表した。なお、豊田社長はモリゾウとして同じ週末に開催されたスーパー耐久シリーズ第2戦の富士24時間レースにTGR WRT監督を務めるヤリ-マティ・ラトバラ、全日本ラリードライバーの勝田範彦らとともに水素を燃料とするGRカローラで参戦、ST-Qクラス6位で完走を果たしている。
(以下チームリリース)
豊田 章男 (チームオーナー)
メカニックたちへ。
今週末はメカニックのみんなに感謝の気持ちでいっぱいです。エルフィン、エサペッカのクルマを直して、翌日のラリーに間に合わせてくれたサルディニアのメカニックたち。そして、ヤリ-マティと私がドライバーとして出場した富士24時間レースで、トラブルで走れなくなったGR86とGRカローラを必死に直して、コースに戻してくれた富士のメカニックたち。我々ドライバーは走り続けられなくなることが一番辛いことです。支えてくださっている多くの皆さまに恩返しができなくなってしまうからです。メカニックの皆さんの力に私も含め、我々のチームの多くのドライバーが助けられました。
メカニックの皆さん、チームのために、僕らドライバーのために、クルマを直してくれて本当にありがとう。これからももっといいクルマづくりのために、よろしくお願いします。一緒に、毎回のゴールを目指しましょう。
TOYOTA GAZOO Racingオーナー 豊田章男
トヨタ自動車株式会社 マスタードライバー モリゾウ
ROOKIE Racingオーナー 豊田章男
ROOKIE Racingドライバー モリゾウ