セバスチャン・オジエ、ル・マン24時間参戦へ – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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セバスチャン・オジエ、ル・マン24時間参戦へ

©Joao Filipe / DPPI

昨年のWRCチャンピオンで、今季の世界耐久選手権(WEC)にリシャール・ミル・レーシングチームから参戦するセバスチャン・オジエは、6月11〜12日開催される第4戦ル・マン24時間参戦に臨む。チームでは、シャルル・ミレッシ、リロウ・ワドウとともに、LMP2のオレカ・ギブソンをドライブする。WECの中でも名イベント2戦の最初の一戦となるル・マン24時間は、開催に先駆けて一週間前に車検が行われ、チームは無事に車検を通過。5日日曜日には会場となる13.626kmのサルテサーキットでテストデイに参加した。

この日は、4時間のセッションを2回実施。まず、オジエとワドウがルマン初参戦のドライバー全員に義務づけられる10ラップに挑んだ後、ミレッシに交替。次々とスティントをこなす中で、変化していく路面コンディションに合わせてマシンセッティングのファインチューニングを続けていった。チームは、午前のセッションで47ラップ、午後は38ラップ、合計1150km以上を走破した。

Joao Filipe / DPPI

初めてのル・マン参戦が目前に迫ってきたオジエは「素晴らしい体験だったし、このコースに自分が慣れるためにもこの初日は重要だった」と語る。
「LMP2のような安定した高速走行ができるマシンに適していると聞いていたが、本当に楽しかった。まだやらなくてはならない作業は残っているが、アイデアはあるし、この日の終わりに行った変更はかなりポジティブなものだった。今週はこの流れを続けていきたいし、またマシンに乗るのが楽しみで仕方がない」

チームが今季のWECに参戦するのは、これが3戦目。チームマネージャーのフィリップ・シノーは「これだけでル・マンをまとめることなどできないが、このテストデイは本当に満足のいく内容になった」と語る。
「初参戦のドライバーに義務づけられる10ラップを走り切るために、リロウとセバスチャンに午前中のうちに走らせることを選んだ。リスクもあったが、彼らに、プロトタイプでこのサーキットを走るのだから楽しめとアドバイスしたら、すぐにその通りのことができていたようだ。走りは安定していたしミスも少なく、その対応力は実に見事だった。また、新タイヤでも中古タイヤでも堅実なタイムを出していた。いい滑り出しができたので、さらに強化する必要はあるが、間違いなくチームにはポテンシャルがある」

決勝レースは11日土曜日の午前中に15分のウォームアップを行い、午後4時にスタートする。



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