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ERCポーランド:ニル・ソランスが予選、SS1をトップで並べ好発進

©WRC PROMOTER

ERC第4戦ラリーポーランド(グラベル)は6月10日、ポーランド中部のミコワイキで開幕。この日は予選ステージが行われ、コワックス・レーシングチームのニル・ソランス(ヒョンデi20ラリー2)がトップタイムをマーク。ソランスはこの日の夕方に行われた開幕ステージのスーパーSSでもベストタイムをたたき出してラリーの首位に立った。

何千人もの熱狂的なファンが集まったミコワイキ・アリーナでのスーパーSSは、2台並走での対決方式。スリッパリーなグラベルコースを舞台としたエキサイティングな戦いに、観客は大いに沸いた。ソランスはこのSS1を、チームメイトのトム・クリステンソン(ヒョンデi20 R5)にコンマ2秒差をつけて制した。2.5kmのショートステージでは、トップ5が1.3秒差にひしめきあった。

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直前に今回のポーランド参戦が決まったソランスは、今週はこの日の午前に行われた予選までマシンをドライブしていなかったが、ここをトップで通過したことで、土曜日の走行順は17番手を選択することに成功した。

「マシンのフィーリングは快調だよ」とソランス。
「グラベル路面でも信じられないほどいい動き。自分自身で楽しむことを心がけたいが、かなり難しいラリーであることも知っている。速度域が高いので、小さなミスが大きな被害につながってしまうからね。参戦実現に尽力してくれたみんなに感謝したい。みんなのために全力を尽くすよ」

3番手以降は、シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo勢が並び、クリステンソンの0.2秒差に続いたのはシモーネ・テンペスティーニ。さらに0.5秒差で地元ポーランドのミコ・マルチェクが続いている。

競技が11日土曜日に本格的にスタート。この日は、ゴルビエフスキーホテルの敷地内に設置される日中サービスを挟んで3SSを2ループした後、再びミコワイキ・アリーナでのスーパーSSを走行する。7SSの総ステージ走行距離は107.36km。

ERCポーランド暫定結果(SS1終了時点)
1 N.ソランス(ヒョンデi20Nラリー2) 1:49.7
2 T.クリステンソン(ヒョンデi20 R5) +0.2
3 S.テンペスティーニ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +0.4
4 M.マルチェク(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +0.9
5 S.カンペデッリ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +1.3
6 J.パルド(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +1.4
7 E.ラレーナ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +1.5
8 M.ルビアク(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +1.7



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