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ERCポーランド:ニル・ソランスのコースオフで地元のミコ・マルチェクがトップに

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ERC第4戦ラリーポーランド(グラベル、本拠地ミコワイキ)は6月11日、レグ1の競技が再開。この日は3SSを2ループした後、再びミコワイキ・アリーナで2台並走で行われるスーパーSSを走行。計7SS・107.36kmが設定された。

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予選・金曜日のスーパーSSをトップタイムでまとめていたニル・ソランス(ヒョンデi20 Nラリー2)と0.9秒差の4番手でこの日を迎えたミコ・マルチェク(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo)は、土曜日に本格的な競技ステージに入るとソランスと首位攻防戦を展開。午前のループを終えて首位ソランスと2番手マルチェクの差は4.6秒だった。午後のループに入るとソランスはさらに0.8秒リードを広げたが、この日最後の本格的なステージで着地時の強打によりステアリングを破損。これでスライドオフして、ディッチにはまってしまった。

この結果、地元ポーランドの期待を背負うマルチェクは、20.4秒のリードを築いての首位でミコワイキのサービスパークに戻ることとなった。
「正直、とてもうれしいよ」とマルチェクは1日を振り返った。
「大変な1日だったし、このラリーでもまた成長できたので、特別なラリーになっている。今日のルートには、前にも走ったことがある道だけでなく、新しいステージもあったので、すごくよかった。この日を走り切れて、本当にハッピー。ここにニルがいないのは残念だが、これもラリーというゲームの一部。明日は1日が長いが、いい流れができているので挑んでいきたい」

2番手には、ソランスのコワックス・レーシングのチームメイト、トム・クリステンソンが続いた。第一世代のi20 R5で見事なペースを披露しているクリステンソンは、2018年以来となるERCを存分に満喫しているようだ。

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そのクリステンソンに5.6秒差でプレッシャーをかけるのは、フォード・フィエスタ・ラリー2 MkIIのケン・トーン。さらにチームMRFタイヤのエフレン・ラレーナ(ファビア・ラリー2 Evo)も追っている。ラレーナは、ソランスが戦線離脱したことで、選手権リードを広げるチャンスが巡ってきており、現在ポディウム圏内まで0.3秒差につけている。

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ERC3部門ではロベルト・ビルベス(フォード・フィエスタ・ラリー3)、ERCオープンではマルティン・セスク(フォード・ラリー2キット)がトップに立っている。

競技最終日となる12日は、3SSを2ループする6SS・78.24kmが設定。パワーステージは、11.17kmのMilki 2が指定されている。

ERCポーランド暫定結果(レグ1終了時点)
1 M.マルチェク(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) 55:36.8
2 T.クリステンソン(ヒョンデi20 R5) +20.4
3 K.トーン(フォード・フィエスタ・ラリー2 MkII) +26.0
4 E.ラレーナ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +26.3
5 S.テンペスティーニ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +31.3
6 A.シュエツセク(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +1.3



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