WRC(世界ラリー選手権)第10戦ラリージャパンは9月11日(金)にデイ2が行なわれた。SS11から18まで合計8本のSSを走り、トップはペター・ソルベルグ(シトロエンC4WRC)。2位はミッコ・ヒルボネン(フォード・フォーカスRS WRC)、3位はセバスチャン・オジエ(シトロエンC4WRC)となっている。
ラリージャパンのデイ2は曇り空の下で行なわれた。この日は札幌の南、苫小牧エリアを中心とする3本の林道ステージを2回走り、最後は札幌ドームのスーパーSS2本を走ってフィニッシュというアイテナリー。
SSの総走行距離が最も長い1日となる。
デイ1でトップに立ったソルベルグは、1番手走者としてオープニングのSS11をスタート。ステージベストを刻んで2位との差を広げた。しかし、続くSS12はルーズグラベルの多いステージでなおかつ全長33.76kmと、今ラリー最長のステージ。
ソルベルグはルーズグラベルによりタイムが上がらずかなり苦戦した。そして、SS13ではまさかのジャンプスタートで10秒のペナルティを課せられ、ついに首位から陥落して総合3番手に。2番手につけていたヤリ‐マティ・ラトバラ(フォード・フォーカスRS WRC)がトップ、オジエが2番手となった。
ソルベルグはその後SS14と16でベストタイムをマークしてふたたびトップに立つ。SS15と16ではラトバラが駆動系のトラブルにより3輪駆動となりペースダウン。
さらに、ヒルボネンとオジエがデイ3での出走順を考えタイムを調整したことによりソルベルグが首位に押し出されるかっこうとなった。
その後の2本のスーパーSSではソルベルグとヒルボネンが1本ずつベストを刻みソルベルグ、ヒルボネン、オジエの順でデイ2は幕を閉じた。首位ソルベルグと2番手ヒルボネンの差は3.7秒、ヒルボネンと3位オジエは1.7秒差とトップ3による首位争いは非常に激しく、デイ3でも僅差の戦いが続くことになりそうだ。