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WRCスペインが今年のルートを発表、初日はノーサービスの過酷な設定に

©Hyundai Motorsport GmbH

今季のWRC第12戦ラリースペイン(ターマック)は、10月20〜23日に予定している大会のルートを発表した。競技初日はサービスが設定されず格段にタフな1日となりそうだ。

ラリーの舞台は、同国東部のバルセロナ南部、コスタ・ドラダを臨む山岳路と変わりはないが、主催者はアイテナリーを大きく変更した。競技初日の金曜日は、長年ラリーの拠点となっているサロウ北部を走行。 Els Omells–Malda (10.66km) とSerra de la Llena (11.93km)、2本の新ステージが登場する。続いて2021年とは逆方向でLes Garrigues Altes (21.44km) とLa Pobla-Riba-roja (17.72 km)を走行し、この4SSを2ループする構成だが、さらに試練となるのが、午前と午後の間に日中サービスを行えないこと。午前の4SSを終えた後、タイヤフィッティングゾーンが入るのみで、この日の8SS、123.50kmを走り切らなくてはならない。

土曜日は例年どおりに近い内容でSavalla (14.08km)とイベント最長のEl Montmell (24.40km)は変更なく、序盤3kmに新セクションを加えたQuerol-Les Pobles (20.57km)を挟む。午前と午後のループの間には、サロウのポルトアベンチュラ・ワールドでのサービスを行い、この日の最後はサロウのシーフロントに沿って走り2.15kmの市街地ステージで締めくくる。

競技最終日となる日曜日は、昨年から2km延長されたPratdip (11.78km) とRiudecanyes (16.35km)を2回ずつ走行。Riudecanyesは、コル・デ・ラ・テイシェタのランナバウトは、大観衆が見下ろす中でドライバーが360度のドーナツを披露することで有名なポイントだ。2回目の走行はパワーステージに指定されている。

ラリーのステージ走行距離は計300.01kmを予定している。



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