ニュージーランドを代表するラリードライバーでWRC1勝をマークしているヘイデン・パッドンが7月1〜3日、ラトビアで開催されるERCラリーリエパヤ(グラベル)に参戦。久しぶりの国際格式ラリーに挑む。
パッドンは2019年11月のラリーGB以降は母国での参戦に留まっていたが、今季はこの後、7月のWRCエストニア、さらに10月に母国で開催されるWRCニュージーランドでWRC2に参戦を予定しており、その準備としてERC屈指の高速グラベルラリーであるリエパヤを選んだ。パッドンは2023年には、WRC2に7戦参戦することを目指している。
「すぐにトップの走りができるとは思っていない」とパッドン。
「ニュージーランドのラリーとヨーロッパのラリーとでは勝手が違うので、とにかく参戦してみて調子を取り戻すことが目標。ラトビアは、純粋にテスト参戦。間に合うようにマシンを準備するのは突貫作業だったし、マシンに初めて乗るのはシェイクダウンになるだろう。リエパヤの間にいろいろなことを試すつもり。すべて、2023年を視野に入れて取り組んでいく」
パッドンがリエパヤで乗るのはヒョンデi20 Nラリー2で、長年パートナーを務めている同郷ニュージーランド出身のジョン・ケナードがコ・ドライバーを務める。
ERCリエパヤには、選手権リーダーのエフレン・ラレーナ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo)もエントリーしているほか、元ジュニアWRCチャンピオンのトム・クリステンソンは旧スペックのヒョンデi20 R5で参戦する。
(Graham Lister)