WRC第6戦サファリ・ラリーケニア(グラベル)を3位でフィニッシュ、自身2度目となるWRCポディウムに上がったトヨタの勝田貴元。ホームイベントとも言えるWRCフィンランド(8月4〜7日)で再びポディウムに上がることを視野に入れ、次戦WRCエストニア(7月14日〜17日)ではさらにギヤを上げていく構えだ。
WRCエストニアとWRCフィンランドはそれぞれ第7戦、第8戦と連続するため、「グラベルグランプリ」とも称されるフィンランドに向けて、同じく高速グラベルのエストニアは絶好の準備となると勝田はとらえている。
「いまは正しい方向性に向かっているので、プッシュを続けていきます。ここからの数戦、特にエストニアとフィンランドはステージにもかなり慣れているので、ポディウムを狙っていきます」と語る勝田は現在、WRCフィンランドの本拠地であるユバスキラ在住だ。
「フィンランドは、文字どおりのホームイベント。エストニアには4回参戦したが、一度も完走していない。テストの様子を見るが、フィンランドでいいリザルトを残したいので、エストニアではフィンランドに向けた準備をしなくてはならない」
勝田とジョンストンの関係は良好で、今シーズンの折り返し地点で勝田が選手権4番手につけているのはジョンストンの存在が大きいと勝田も語っている。
「アーロンとのコンビでの参戦は、すべてがものすごく順調に進んでいます」と勝田。
「段取りからペースノート、レッキまで素晴らしい働きをしてくれて、とてもいいコ・ドライバーだと思います。彼のサポートは自分にとってとても大きな存在。今後はさらによくなっていくと思う」