初めて参戦したWRCサファリ・ラリーケニアで厳しい洗礼を浴びたMスポーツ・フォードのクレイグ・ブリーンは、挽回を期すべく懸命に取り組んでいる。
第5戦サルディニアでは、開幕戦モンテカルロ以来となるポディウムに上がったブリーンは、続くサファリでもその勢いをつなげたいところだったが、問題が続出し6位フィニッシュが精いっぱいだった。それでもドライバーズ選手権では、3番手に2ポイント差に留まっている。
ブリーンは先週、エストニアでテストを行った。高速グラベルラリーのWRCエストニアでは、この2シーズン、2位でフィニッシュしており、プーマ・ハイブリッド・ラリー1での3度目のポディウムを狙っている。
「ここ数年で参戦を続けている3つのラリーの最初の一戦なので、いい流れにしたいし、サルディニアのような勢いを取り戻していきたい」とブリーン。エストニア向けテストの前には「5月上旬にポルトガルの前に行って以来、テストをしていないので、エストニアでのテストを楽しみにしている」と語っている。
(Graham Lister)