9月9日(木)、北海道札幌市を拠点にラリージャパンがスタートした。この日行なわれたのは札幌ドームのスーパーSSを使用するSS1/2。スーパーSSは2台同時で争われ、どちらが速いかが明確に分かるため人気が高い。トップドライバーたちの熱戦に札幌ドームが沸いた。
まず先陣を切ってスタートしたのはシトロエン・トタルのセバスチャン・ローブとセバスチャン・オジエ。その後もBPフォード・アブダビのミッコ・ヒルボネンvsヤリ‐マティ・ラトバラ、ペター・ソルベルグvsヘニング・ソルベルグの兄弟対決など、魅せる構図のバトルが進む。
1.57kmのSSを2回走り終えて、ローブとの直接対決を2度制したオジエが総合トップに立っている。オーダーはヒルボネン、ソルド、ラトバラと続き、5番手にキミ・ライコネン。ローブは6番手タイムだが、ここまでトップとの差は2.4秒。
PWRCは新井敏弘(スバル・インプレッサ)がライバルと目されるパトリック・フローディン(インプレッサ)、ヘイデン・パッドン(三菱ランサーエボリューションIX)をそれぞれ1.2秒、1.3秒押さえ込んでPWRCトップ。新井敏弘は総合15位につけている。
エントリーされていたトヨタ・オーリスS2000が出走せず、フォード・フィエスタS2000が3台のみとなったSWRCは上海FCACAから出場のヤリ・ケトマーが首位(総合12位)、ベルナルド・スーザが1秒、マルティン・プロコップが1.2秒で続く。
デイ1は9月10日(土)9時からスタート。本格的な林道SSでの戦いが始まる。
順位 No ドライバー/コ・ドライバー タイム(差)
1 2 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア 2分43秒2
2 3 ミッコ・ヒルボネン/ヤルモ・レーティネン +2.0秒
3 7 ダニ・ソルド/ディエゴ・バレホ +2.1秒
4 4 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ +2.3秒
5 8 キミ・ライコネン/カイ・リンドストローム +2.3秒
6 1 セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ +2.4秒
7 9 フェデリコ・ビラグラ/ホルヘ・ペレス・コンパンク +4.6秒
8 6 ヘニング・ソルベルグ/イルカ・ミノア +5.7秒
9 11 ペター・ソルベルグ/クリス・パターソン +5.7秒
10 5 マシュー・ウィルソン/スコット・マーティン +6.6秒