Mスポーツ・フォードのヤリ・フッツネン、WRCフィンランドでラリー1デビュー – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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Mスポーツ・フォードのヤリ・フッツネン、WRCフィンランドでラリー1デビュー

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2020年のWRC3チャンピオンで今季はMスポーツ・フォードからWRC2に参戦しているヤリ・フッツネンが、WRC第8戦ラリーフィンランド(8月4〜7日、グラベル)にフォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1で参戦することが決まった。母国のWRCを、初めてラリー1マシンで挑むことになる。コ・ドライバーを務めるのは、通常どおりミッコ・ルーカで、2020年のWRC3タイトルの時にも組んでいたコンビだ。

フッツネンは2021年11月にからMスポーツ・フォードに加入。その直後にWRCモンツァでWRC2優勝を飾っている。今季はここまでWRC2部門に参戦した3戦中、2回がポディウムフィニッシュで、この時は総合順位でもWRCスウェーデンで9位、WRCサルディニアで10位に入っているほか、今季の部門ステージウインは10回を数える。

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若手の育成に定評のあるMスポーツ・フォードとしては、フッツネンにラリー1マシンをドライブするステップアップを与えることは、若手ドライバーにトップレベルに挑む機会を提供するというMスポーツ・フォードの取り組みを強調するものとなる。

WRCフィンランドの参戦に向けて、フッツネンはエストニアでテストに参加する予定で、プリペアとプーマ・ハイブリッド・ラリー1に順応することを目指す。ラリー1マシンでは、フッツネンの持ち前のスピードと才能を発揮することが期待される。WRCフィンランドでのラリー1マシンデビューの前に、フッツネンはWRC次戦のラリーエストニア(7月14〜17日、グラベル)にフィエスタ・ラリー2でWRC2に参戦。フィンランドとも類似する高速グラベルでの参戦は、WRCフィランドでの大一番に向けて完璧な準備となりそうだ。

ラリー1マシンデビューが決まったフッツネンは「自分の母国ラリーにプーマで参戦することが決まり、本当にワクワクしている。最高の経験になると思うし、ファンが観戦している光景やいろいろな雰囲気を楽しみにしている」とコメント。
「あれだけのパワーがあるマシンでフィンランドのような高速ラリーを走るのは間違いなくチャレンジングになるが、ラリー2ですでにいい手応えを感じているので、この感覚をプーマでも活かしていけると感じている。昨年来からのMスポーツ・フォードでの活動はとても楽しめているし、わが家のように感じ始めている。WRCフィンランドでは、マシンのことを学び、堅実なペースでいいリズムを保っていくことを目指す。トリッキーになることもあるが、よく知っているイベントなので、どうなるか楽しみだ。Mスポーツにこの機会を与えていただいたことを本当にうれしく思うし、このチャンスを最大限に活かしたい」

Mスポーツ・フォードのチーム代表、リチャード・ミルナーは「ヤリがラリー1マシンにステップアップする日が待ち切れないし、そのマシンがMスポーツ・フォードのプーマ・ハイブリッド・ラリー1であることを、心から誇りに思う」とコメント。
「今年はWRCの新時代であるハイブリッド時代に突入したということで、新世代のマシンを推進しており、そのためには、新しい世代のドライバーにもチャンスを与えることが重要。こうした活動は、Mスポーツが誇りにしており、長い歴史を持っていること。最近では、ピエール‐ルイ・ルーベのような新しい才能も見いだした。ヤリも、ピエール‐ルイと同じような道を歩んできており、その成長には誰もが注目している。チームとしては、目標もプレッシャーも与えることなく、純粋にヤリが与えられた道具とマシンで何ができるかを見てみたい。ヤリ、コ・ドライバーのミッコ、そしてチームにとって、何よりの勉強になることだろう。ヤリにとっては、どうすればWRCの頂点に立つことができるかを学び始めることになり、我々にとっては、ヤリがトップレベルに達するためにはどのようなサポートや育成が必要かを学ぶことになる」



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