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全日本カムイ:初日、新井敏弘が序盤快走もR5初グラベルのコバライネンがトップ

©Jun Uruno

2022年シーズン全日本ラリー選手権第6戦「2022 ARKラリー・カムイ」の初日は、7月9日(土)に4カ所のスペシャルステージを走行。
ヘイキ・コバライネン/北川紗衣(シュコダ・ファビアR5)が、新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)に9.1秒差をつけて初日トップに立った。11.1秒差の3番手には勝田範彦/木村裕介(トヨタGRヤリス)がつけている。

開幕から5戦連続で行われたターマックラリーに続き、今季初のグラベルラリーとして行われるのは、北海道・ニセコ町を拠点とするラリー・カムイ。SS1を制したのは、シュコダ・ファビアR5で初のグラベルラリーに挑んだコバライネン。しかし、続くSS2では今シーズンはここまで未勝利の新井がベストタイムを刻み、コバライネンをかわしてトップに立った。

サービスを挟んだ午後のセクション、「序盤は慎重に入って、少しずつペースを上げたい」と語っていたコバライネンがSS3とSS4で連続ベスト。これで新井をパスし、9.1秒差をつけて首位で初日を折り返した。

「午後は午前中よりも良い走りができたね。ロードコンディションもかなりクリーンになって、グリップが効くようになったんだ。午前中はかなりグラベルが残っていて、先頭スタートには厳しかった。アライさんやノリさんとかなり接戦だし、明日は厳しい戦いになると思う。とにかく選手権のことを考えて、しっかりフィニッシュたい」と、コバライネンは慎重にコメントした。

久々に優勝争いに加わった新井は「1ループ目はなんとかなりましたけど、2ループ目は路面が掘れて、轍が深くなったことでかなり厳しかったです。ヘイキもしっかりと路面にアジャストして、相当スピードアップしましたね。明日は最初のループでどれくらい詰められるかです」と、最終日に逆転を狙う。

2度のセカンドベストを記録した勝田は、首位のコバライネンから11.1秒差の3番手。20.6秒差の3番手は福永修/齊田美早子(シュコダ・ファビアR5)、22.8秒差の4番手に鎌田卓麻/松本優一、24.9秒差の5番手に奴田原文雄/東駿吾(トヨタGRヤリス)と、3名が僅差で続いている。



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