スバル・モータースポーツUSAのブランドン・セメナックがARAニューイングランドで逆転優勝 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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スバル・モータースポーツUSAのブランドン・セメナックがARAニューイングランドで逆転優勝

©SUBARU Motosports USA

米国の国内ラリー選手権にあたるアメリカン・ラリーアソシエーション(ARA)第6戦ニューイングランド・フォレストラリー(グラベル)が7月15〜16日にメーン州で開催され、スバルWRX STIで参戦したスバル・モータースポーツUSAのブランドン・セメナックが、ケン・ブロック(ヒョンデi20クーペWRC)を最終ステージで逆転し、0.9秒の僅差で優勝を飾った。

シリーズで長い歴史と高い人気を誇るこのイベントは、序盤からセメナックとブロックの戦いとなった。初日は設定された5SS中、セメナックが3本を制し21秒のリードを握って土曜日の10SSを迎えた。しかし、走行順が先頭になったこの日、セメナックは路面の砂利掃除に苦戦し、午前中の5SSをすべてベストタイムで並べた2番手のブロックがセメナックとの差を3.3秒にまで詰めてきた。

一方、セメナックのチームメイトのトラビス・パストラーナは、ターボと電子系のトラブルに見舞われ、ペースを抑えて3番手キープを目指した。

午後のループに入るとセメナックが反撃しSS11で9秒を先行したが、ブロックも追撃の手を緩めず、ついにSS13で首位に浮上。その差2.9秒で最終パワーステージを迎える。

しかし、この時間になると日差しが低くなり、無風状態となったために、ブロックは先を走るセメナック車が巻き上げたダストで視界不良となり苦戦。ここで、ブロックを3.8秒先行するタイムをたたき出したセメナックが逆転優勝。セメナックはさらにパワーステージポイント5も獲得した。

「信じられない週末になったよ!」と優勝を決めたセメナック。
「ラリー全般を通してケンを相手に全開で攻めたし、こんな僅差で勝てたのはとにかく信じられない気持ち。マシンのセッティングを変更してからは、キートン(ウィリアムズ、コ・ドライバー)も自分も、週末を通してフィーリングがよく、選手権リードを握るために必要なものが揃ったという手応えを感じた」

SUBARU Motosports USA

セメナックはこれでシーズン3勝目。最大ポイント獲得は今季2度目となり、選手権争いでは合計ポイントを99とし、今季残り3戦という時点で首位に立った。

パストラーナは、午後は慎重なアプローチでマシンを無事に持ち帰り、3位でフィニッシュ。選手権争いではセメナックに4ポイント差の2番手に後退した。ブロックは、90ポイントで3番手につけている。

SUBARU Motosports USA

ARAニューイングランド 最終結果
1 B.セメナック(スバルWRX STI) 1:27:27.0
2 K.ブロック(ヒョンデi20クーペWRC) +0.9
3 T.パストラーナ(スバルWRX STI) +4:02.7
4 K.フェドフ(三菱ランサーエボリューションⅨ) +14:38.3
5 A.ビアロブレスキー(スバル・インプレッサ) +15:45.7
6 V.トルデル(スバル・インプレッサ) +21:25.1
7 L.ブロック(フォード・フィエスタ) +24:03.4
8 L.マクニリス(フォード・フィエスタ R3) +26:04.0



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