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WRCフィンランド:ヒョンデはポジティブなパフォーマンス披露に重点

©Hyundai Motorsport GmbH

今週開催されるWRCフィンランド(グラベル)。昨年はオィット・タナックとクレイグ・ブリーンがダブルポディウムを達成しているヒョンデは、ラリー1マシンで臨む今年も同様の好リザルトを収めることを目指す。チームは、ヒョンデi20 Nラリー1のドライバーに、タナック、ティエリー・ヌービルに加えオリバー・ソルベルグを起用。ソルベルグは、最高峰カテゴリーでのフィンランド参戦はこれが初めてとなる。

第7戦を終えた時点でドライバーズ選手権では2番手に留まっているヌービルは、WRCフィンランド戦での初のポディウムを狙う。
「ラリーフィンランドは、シーズンの中でも最大のジェットコースターイベントだと思うよ!」とヌービル。
「ステージはワイドな道が中心で、非常に高速でグリップが高いが、それでも非常にチャレンジング。マシンにもペースノートにも絶対的な自信が必要だ。エストニアはフィンランドとよく似ているので絶好の練習場所だと思うが、フィンランドの方がグリップレベルが高いためコーナー速度が高くなるので、より難しい。例年とおり、強豪のフィンランド人がたくさんいるが、自分たちも好リザルトを目指して全力を尽くす」

母国での前戦エストニアでポディウムに上がったタナックは、昨年のフィンランド戦は2位でフィニッシュしている。
「フィンランドはいつも特別なイベントで、このラリーのことを深くリスペクトしている」とタナックは語る。
「過去、何度も参戦してきたが、この国に到着するたびに同じように“Wow”という気分。本当に素晴らしいイベントだし、道はまさにラリーのために作られたような感じだからだ。フィンランドでは、岩盤の間を走ったり、いくつものジャンプを飛んだりすることが多いのでミスが許されない。ステージは、常に違うものを投げかけてくるので、実に独特だ。速度域の高いステージでクレストも多いので、地に足のついた精度の高いマシンが必要だ。セットアップするのはチャレンジングだが、いいパフォーマンスができる自信はある」

WRカーでのフィンランド参戦の経験がないソルベルグは、ラリー1マシンでの走行経験を積み、好リザルトでのフィニッシュを目指す。
「ラリーフィンランドは、アメージングなラリー。本当に速くて、自分の考えてはカレンダーの中で一番クールなイベントのひとつだと思う」とソルベルグ。
「トップカテゴリーのマシンでラリーフィンランドに出るのは初めてなので、心から楽しみにしている。フィンランドに向けての自分たちのアプローチは、いつもと同じ。全開で攻める! フィンランドでたくさんテストを重ねてしっかり準備できている手応えを感じているので、このチャレンジにいい気分で挑める。たくさんのジャンプはタフだが、できる限りまっすぐに飛んでいい着地ができるようにすることを目指す。名イベントなので、そこに参戦できることにワクワクしているよ」



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