WRC第8戦ラリーフィンランドのクラーク・オブ・ザ・コース、カイ・タリキアイネンは、夏に会期を戻して開催される71回目のラリーフィンランドが成功を収めることの重要性について語った。
ラリーフィンランドは、新型コロナウイルス感染拡大の影響により2020年の開催をキャンセル、2021年も大人数の集客イベント制限のために予定されていた8月の開催を実現できず、秋に延期してカレンダー復帰を果たした。
今年はすべての制限が解除されたことから例年どおり8月の上旬に会期を戻したが、ラリー主催者は、政府からの資金援助がないため、商業投資を補うためにチケット販売に頼っており、何千人ものファンが来場することを期待している。
「観客の関心は非常に高く、今年も多くの観客が沿道でお気に入りの選手を応援する姿が見られると期待している」とタリキアイネン。
「ここ数年の財政状況を見るとそれほどいいわけではない。この先も続けていくためには、観客がたくさん集まってチケットを多く売り上げることが必要だ」
「天気がどうなるかはだれにも分からないことだが、この10年間を振り返ると、7月や8月に開催している時の天候はとても幸運に恵まれてきた。今回も晴れて、気温が20度台になることを期待している」
(Graham Lister)