SS2でリタイアをしてしまったオリバー・ソルベルグ。クルーふたりは無事だったものの、マシンのダメージは大きく、ロールケージに損傷が及んだため再出走も叶わない状況となってしまった。
──何が起こったのですか?
「ストーリーはシンプルだ。スタート後の普通のコーナーで、途中でリヤのグリップを失って、その時点で体勢を立て直すために十分なグリップがないことに気がついた。だから本来ならば速度を落とすべきなのだと思う。そしてティエリー(ヌービル)のように走るべきなんだ。でも僕は速く走れることを証明したかった。それが現在難しい点だ。速さを見せなくてはならないが、フィニッシュもしなくてはならない。しかもマシンは最適なバランスを見つけるのがとても難しい。クロアチアでもそうだったんだけどね。だから容易な状況ではない」
──外側に岩があったのですか?
「外側に岩があって、スピンして木に当たってしまったんだ」
──明日は再び速さを証明する必要がありますか(その後チームより再出走しないことが発表)。
「とても難しい話だね。僕は速く走ることができるのは分かっている。しかしこの後もリスクを負って攻め続けるべきなのかどうか、若いドライバーとしてはとても難しい」
(Keiko Ito)