WRC第8戦フィンランド(グラベル)は、トヨタのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネンが最後まで優勝争いを展開し、2位でフィニッシュ。ドライバー選手権ではリードを広げた。TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamはさらに、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム、エルフィン・エバンス/スコット・マーティンが数々のトラブルを乗り越えてそれぞれ3位、4位でフィニッシュした。TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team Next Generationから出場の勝田貴元/アーロン・ジョンストンは、ステージウインを1本マークしたほか堅実な走りを続け、6位でフィニッシュ。4台のトヨタGRヤリス・ラリー1すべてがトップ6に入った。
この結果を受け、チームーオーナーであるトヨタ自動車の豊田章男社長がコメントを発表した。
(以下チームリリース)
豊田 章男 (チームオーナー)
今年は我々のホームラリーが二回あります。ラリー・フィンランドがそのひとつ目でした。今回も地元ユバスキュラ市の皆さまから大きな応援をいただきました。ありがとうございました。しかし、今回は勝利でお返しすることができませんでした。フィンランド出身のカッレやエサペッカも本当に頑張ってくれましたが、一歩及ばず…残念です。
もうひとつのホームラリー“ラリージャパン”でもフィンランドと同様に地元だからこその大きな声援がもらえると思います。日本では、その声に必ず応え、TOYOTA GAZOO Racingが勝利する姿でその声援に返したいと思います。また、チーム全員で力を合わせていきましょう!
その前にもラリーは4戦あります。まずは2週間後のラリーベルギー。チームのみんなが、夏休みもあまり取れず、頑張り続けてくれていることはわかっています。チームのみんな、そしてご家族の皆さんに心から感謝します。
みんなに、直接会える日が来たら、私もヤリ-マティのように、一人一人の顔を見ながら、拳を突き合わせて“ありがとう”と言ってまわりたいと思います。みんなに会える日を楽しみにしています。