WRC第8戦ラリーフィンランド(グラベル)に参戦し注目を集めたユストゥス・ライコネンは、叔父であるキミ・ライコネンのラリーへの取り組み方を手本に「楽しむ」ことを計画しているようだ。WRCフィンランドではクラス優勝を飾ったユストゥスだが、将来のことは視野に入れていないと語る。
「本当にワクワクしている。ラリー4マシンでこのラリーを走るのは初めてなので、最高の機会だ」とスタート前にユスタスは語っていた。
マシンはプジョー208ラリー4、車体にはかつてキミ・ライコネンが設立したアイスワン・レーシングの文字が入っている。
ラリーが開幕した8月4日は、17歳4カ月25日とイベント史上最年少でスタートを迎えたユストゥス。キミ・ライコネンは2009年に初めて参戦したラリーフィンランドではクラッシュに終わったが、ユストゥスはコ・ドライバーのミカエル・コルホネンとともにパフォーマンスを披露しすべてのステージを走破。総合26位でRC4クラストップフィニッシュを飾った。
ラリーフィンランドのデビューを前に、元ドライバーである父ラミ・ライコネンや、誰もが知るF1ドライバーの叔父、キミにアドバイスは求めたかと聞かれたユストゥスは、やはりキミと同じスタイルで「特に何も」と短く答えた。
「自分のやり方で、学んでいきたい。将来のことは考えていない。一歩一歩進んでいきたい」
(Graham Lister)