WRC第8戦ラリーフィンランド(グラベル)で、金曜日最初のステージをスタートして300mでクラッシュしたオリバー・ソルベルグに対し、チームはこの若手に対してもっとヒョンデi20 Nラリー1に乗る時間を与える意向を明かしている。
ソルベルグは、今週開催される第9戦イープル・ラリーベルギーにも引き続きラリー1マシンで参戦する。昨年は実戦デビューとなったヒョンデi20 Nラリー2でWRC2に参戦し、序盤は首位を走行。デイ3に入ったところで電気系トラブルに見舞われリザルトにはつながらなかったが、この時の経験を活かして、フィンランドでの落胆から立ち直るパフォーマンスが期待される。
「オリバーに対しては、こうした経験も学んで成長できるチャンスになる」とモンセ。
「彼の育成の一環として、できるだけ多くの時間をマシンの中で過ごさせてあげなければならない」
ソルベルグは今季、ダニ・ソルドとラリー1マシンをシェアしてのプログラムを組んでおり、ベルギーの後に迎える第10戦アクロポリス・ラリーギリシャ(グラベル)ではソルドが参戦する。なお、ソルドのギリシャ参戦は当初から予定されていたプランだ。
(Graham Lister)