WRC第9戦イープル・ラリーベルギー(ターマック)でWRC3優勝を飾ったヤン・チェルニー。今回は、初めて組んだ英国人コ・ドライバー、トム・ウッドバーンとの参戦だったが、「信じられないくらいいい仕事だった」とチェルニーは満足を見せた。
ふたりが初めて顔を合わせたのは、ラリー週の月曜日。チェコ出身のチェルニーにとって、英語のペースノートでラリーを走るのも初めてのことだった。
「準備する時間があまりなかったが、彼は本当によくやってくれた」とチェルニー。
「ノートをコールするタイミングも、何もかもパーフェクト。心から感謝しているし、本当に優秀なコ・ドライバーだ。自分たちはとにかくフィニッシュすることが必要だということ、自分たちの仕事に専念するべきだということを承知していたし、それがプランだった。そして、それをやり遂げて優勝できたのだから、最高だ」
チェルニーの次のWRC参戦は10月20〜23日の第12戦ラリースペイン(ターマック)の予定だが、ウッドバーンとのコンビを継続するかはまだ明確にはなっていない。チェルニーは今季、WRCに4戦参戦しているが、それぞれ異なるコ・ドライバーと組んできている。
(Graham Lister)