ヒョンデ・モータースポーツは、現在の体制についての憶測が報道されていることに対し、公式SNSを通じて次のように声明を発表した。
「ヒョンデ・モータースポーツの経営体制に関して、オンラインおよび印刷メディアでいくつかの憶測報道が伝えられたことを受け、以下の声明を発表する。
ヒョンデ・モータースポーツは、FIA世界ラリー選手権(WRC)、FIA ETCR-eツーリングカーワールドカップの活動や、カスタマーレーシングの運営を率いてきたチーム副代表のジュリアン・モンセを今後も支持していく。
ラリーフィンランド、イープル・ラリーベルギーで連勝を達成したWRC活動を支える全社員の、多大なチームワークを称えたいと思う。今回のリザルトは、こうした努力が報われたものであり、我々が正しい方向に進んでいることを示すもので、クルーのコメントにも裏打ちされたメッセージだ。
同時に、我々はレースとラリー事業の将来に向けて確かな基盤を築くため、社内外の可能性を検討しながら、常に組織の強化に努めている。上層部の構成に変更がある場合は、必ず正式な発表でお伝えする」
ヒョンデ・モータースポーツは、2021年12月7日、チーム代表のアンドレア・アダモが「一身上の都合」を理由に電撃離脱。直後の代役はスコット・ノー社長が担当した後、2022年シーズンの活動は副代表のジュリアン・モンセがチームを牽引してきた。チーム代表候補にはイブ・マトンの名前も挙がっていたが、シーズンも佳境を迎えようとしている中で、依然としてチーム代表の座は空席となっているままだ。