英国のラリーショップ「シルバーストン・オーストポーツ」は、7月2〜4日に英国南部チチェスターの丘に広がるマーチ卿の私有地で行われたモータースポーツイベント「グッドウッドフェスティバルオブスピード」で、多くの観客が見守る中、元ワークスWRCラリーカーの「マツダRX-7グループB」を初めて走らせた。
年に一度行われるこのモータースポーツフェスティバルには、F1をはじめ、ルマン、NASCAR、WRC、DTM、BTCCやモトGP、ダカールなどのカテゴリーから毎回数多くのチームやマシン、そしてドライバーが参加することで知られている。今年もルイス・ハミルトン、ジェンソン・バトン、ケン・ブロックやミキ・ビアジオンなど一線級のドライバーが参加したほか、ロックスターのジェフ・ベックやロジャー・テイラーなどもこのヒルクライムイベントに駆けつけた。
フォレストコースで行われたラリーカーのヒルクライムに、シルバーストン・オートスポーツのRX-7グループBも招待され、デイビッド・ペイブリーがドライバーとしてVIPリストに記載された。1995年にもグッドウッドを走ったことがあるペイブリーは、「このイベントは本当にアンビリーバブルだ。世界中のモータースポーツ産業の有名人や現役トップドライバーがスケジュールをやりくりして一堂に介すわけだから、そのステイタスの高さは半端ではない」と語る。
RX-7グループBラリーカーは、このショーに今回デビューし、フォレストステージに集まった観衆を縫うように、独特のローターリーサウンドを響き渡らせた。
今年のグッドウッドフェスティバルオブスピードには、3日間で10万人を超す観客が集まった。