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全日本ラリー北海道:初日、勝田範彦が新井敏弘と奴田原文雄を従えてトップを快走

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2022年シーズン全日本ラリー選手権第7戦「RALLY HOKKAIDO」の初日は、9月10日(土曜日)に7カ所のスペシャルステージを走行。勝田範彦/木村裕介(トヨタGRヤリス)が新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)に12.6秒差をつけて初日トップに立った。12.7秒差の3番手には奴田原文雄/東駿吾(トヨタGRヤリス)がつけている。

約2カ月のインターバルを経て開催されたシーズンの天王山、ラリー北海道。序盤からポイントリーダーのヘイキ・コバライネン/北川紗衣(シュコダ・ファビアR5)が北海道のグラベル路に苦しむなか、新井敏弘、勝田範彦、奴田原文雄、のベテラン勢が好走を見せた。

SS1で奴田原がベストをマークすると、SS2とSS3は新井が連続ベストを刻み、駆動系トラブルに悩む奴田原をかわして首位に立つ。久々に有観客での開催となったSS4リクベツ・ロング1は「北海道のステージではまったくリズムがつかめない」と表情の冴えないコバライネンが、今回初のベストタイムを奪ってみせた。

最初のセクションを終えて首位は新井。ベストこそなかったものの、好タイムを並べた勝田が6.9秒差の2番手につける。11.6秒差の3番手に奴田原、18.1秒差の4番手に鎌田卓麻/松本優一(スバルWRX STI)、20.8秒差の5番手に福永修/齊田美早子(シュコダ・ファビアR5)が続く。コバライネンは30.0秒差の6番手と、大きく出遅れてしまった。

陸別でのリモートサービスを挟んだ午後のセクション、SS5ヤム・ワッカ2で勝田が今回初のベストタイムをマークし、3番手タイムの新井をかわして首位に浮上。勝田はSS6のリクベツ・ロングこそ6番手だったが、最終のSS7ヌプリパケ2でも再びベストタイムで、2番手の新井との差を12.6秒に広げて、初日を終えた。

Naoki Kobayashi


「午後は渾身のアタックではなく、たままた良かっただけです(苦笑)。今回、クルマが大きく進化したんですが、午前中はまだそれに戸惑っていました。午後は自分のドライビングをアジャストしたことで、だんだんと良いフィーリングになってきました」

SS5~SS7まですべてセカンドベストを刻んだ奴田原は、2番手新井から0.1秒差の3番手。また、SS5ではコバライネンが橋の欄干にヒットし、右リヤタイヤをパンク。足まわりにもダメージを負っていて、修理のために20分以上のタイムロス。ポイント圏外となるクラス10番手まで順位を落としている。



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