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WRCスペイン:ヒョンデは相性のいいターマックラリーで、5連続ポディウムフィニッシュを目指す

©Hyundai Motorsport GmbH

10月20日に開幕するWRCラリースペイン(ターマック)でヒョンデは、オィット・タナック、ティエリー・ヌービル、ダニ・ソルドの3人をヒョンデi20 Nラリー1のドライバーに起用する。

ヒョンデはクロアチア、ベルギーと今季ここまでのフルターマックラリーでいずれもダブルポディウムを達成。ベルギーではタナックが優勝もマークするなど、ターマックとの相性がいい。昨年からフルターマックラリーとなったスペインでも、5戦連続でのポディウムフィニッシュを目指す。

ここ5戦連続でポディウムに上がり、今季ここまで3勝をマークしているタナックは、スムーズターマックのスペインでも好リザルトを狙う。
「スペインは、シーズン最初の真のターマックラリーとも言える。かなりスムーズであると同時にかなり速い。適切なバランスを見つけるのが難しいので、マシンに絶対の自信を持っていなくてはならない」とタナック。
「高速のロングコーナーが多いので、アンダーステアと戦い。マシンのセッティングもしっかり決めなくてはならない。楽しいラリーになると期待しているが、できる限りポイントを獲得するためにコンペティティブに戦わなくてもならない。クロアチアとベルギーでは、ターマックとの相性がいいことを示しているので、スペインでもその流れを続けていくことを目指す」

直近2回のラリースペインを制しているヌービルにとっては、相性のいいイベントだ。
「ラリースペインは、フルターマックイベントに戻ったことで、かなりシンプルになったと思う。道はフラットでワイドでスムーズ、グリップレベルも安定している」とヌービル。
「ここを速く走るためには、セッティングをしっかり決めてリズムに乗ることが何より必要だ。そうすれば、ハードにプッシュすることができる。タイム差が小さいので、サーキットでコンマ秒差の戦いをしているような感覚。スペインでの3連勝を決められたらうれしいし、もちろんトップ争いをしてまたポディウムに上がってフィニッシュすることを目指す。全力でベストのパフォーマンスを出して、チームのためにいいリザルトを持ち帰ることを狙う」

今季はポディウムフィニッシュ率100%という安定感を見せているソルドは、母国ラウンドでラリー1マシンでの初優勝を狙う。
「ラリースペインは、いつでも特別なイベント。母国ラリーなので、幸いにもたくさんのファンが盛大に応援してくれる」とソルドは気合いを見せる。
「このラリーの道も大好きだ。ドライブが楽しいし、自分のスタイルにも合っている。新しいハイブリッドのマシンで初めてあのステージを走ることにワクワクしているよ。素晴らしい経験になるだろうね。カンディード(カレラ、コ・ドライバー)と自分は、いいリザルトが続いているので、上位争いを続けていくために全力を尽くす。たくさんの人がこのラリーを観に来てくれるので、例年どおり、優勝をもたらすためにベストを尽くすよ」



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