ルノーが2011年にはビタリー・ペトロフに代えてキミ・ライコネンを起用することを考えていると報じられている。
ライコネンは今年WRCにシトロエン・ジュニアチームから参戦しているが、来季もWRC活動を継続するのか、F1に復帰するのかが注目されている。F1に戻ってくる場合、現在のチームのスポンサーがレッドブルである関係で、レッドブル・レーシングと契約する可能性が高いと以前は考えられていたものの、レッドブルは来季もセバスチャン・ベッテルとマーク・ウエーバーのラインナップを維持することを正式に発表した。これによってライコネンとレッドブルとの来季契約はなくなった。
イタリアのアウトスプリント誌は、ルノーが2011年にライコネンと契約することを検討していると報じている。ルノーは2010年に向けてもライコネンのフェラーリからの移籍先の候補としてウワサされていた。ルノー上層部は、ルーキーであるペトロフのパフォーマンスにはあまり満足していないとのことで、来季は別のドライバーをロバート・クビカのチームメイトとして起用することを考えているということだ。ライコネンを獲得できなかった場合の候補のひとりには、フォース・インディアのエイドリアン・スーティルが挙がっているといわれている。
ペトロフは、カナダGP終了時点で6ポイント獲得のランキング13位。クビカは73ポイント獲得で7位につけている。ルノーは、ペトロフがクビカの合計ポイント数の25パーセント以上を獲得した場合に限り、ペトロフの契約を更新することになっているといわれており、現時点ではペトロフはその目標値を達成できていない。