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WRCスペイン:WRC2はテーム・スニネンが今季初優勝、タイトル決定はラリージャパンに持ち越し

©Hyundai Motorsport GmbH

WRC第12戦ラリースペイン(ターマック)、WRC2はテーム・スニネン(ヒョンデi20 Nラリー2)がシーズン初優勝をマークした。

ポルトガル、フィンランドでも部門優勝に近いところに迫っていたが、いずれも終盤で逃していたスニネン。しかし今回は、SS4で首位に立つとリードを広げていった。2番手のヨアン・ロッセル(シトロエンC3ラリー2)に26.6秒のギャップを築いて最終日を迎えたスニネンだったが、この日も速さを緩めずさらにリードを拡大。最終的に32.5秒差で今季初優勝を飾った。

「最高の週末だった」とスニネンは喜びを見せた。
「このような素晴らしいマシンを準備してくれたチームと、最高のコ・ドライビングをしてくれたミッコ(マルックラ)にも感謝したい」

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ロッセルは2位でフィニッシュ。ニコライ・グリアジン(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo)はロッセルとの差を詰めることができず、20.8秒遅れでの3位フィニッシュとなった。

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Jaanus Ree / Red Bull Content Pool

さらに39.3秒差で、エミル・リンドホルム(ファビア・ラリー2 Evo)が4位に入った。5番手はMスポーツ・フォードのヤリ・フッツネン(フォード・フィエスタ・ラリー2 MkII)。カエタン・カエタノビッチ(ファビア・ラリー2 Evo)は6位フィニッシュとなり、最終戦ラリージャパンでのタイトル争いに望みをつないだ。

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参戦7戦中ベスト6戦のポイントで争われる今季のWRC2、選手権首位はアンドレアス・ミケルセンが維持しているが、今季の参戦数をすでに消化。このスペイン戦を終えた時点で、選手権2番手のカエタノビッチと、ここで同ポイントの2番手に浮上したリンドホルムとのポイント差は5となった。カエタノビッチとリンドホルムはいずれもラリージャパンにエントリーしており、ここでタイトル決戦に臨む。ラリージャパンではWRC2部門に、今季の全日本チャンピオン、ヘイキ・コバライネン(ファビアR5)をはじめ、新井敏弘(C3ラリー2)、福永修(ファビアR5)、今井聡(C3ラリー2)らがエントリーしており、日本の強豪勢がポイント争いにどのように絡んでいくかも注目される。

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WRC2ジュニアは、サミ・パヤリ(ファビア・ラリー2 Evo)が優勝。ジョシュ・マクリーンのコ・ドライバーで、ラリージャパンからクレイグ・ブリーンのコ・ドライバーを務めるジェームス・フルトンがコ・ドライバーズタイトル獲得を決めている。またWRC2マスターズカップではアーミン・クレマー(ファビア・ラリー2 Evo)がトップフィニッシュし、選手権首位の座を守っている。

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WRCスペイン WRC2最終結果
1 T.スニネン(ヒョンデ i20 Nラリー2) 2:54:29.6
2 Y.ロッセル(シトロエンC3ラリー2) +32.5
3 N.グリアジン(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +53.3
4 E.リンドホルム(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +1:32.6
5 J.フッツネン(フォード・フィエスタ・ラリー2 MkII) +1:57.1
6 K.カエタノビッチ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +2:10.5
7 S.パヤリ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +2:52.6
8 F.ザルディバール(ヒョンデ i20 Nラリー2) +3:24.5



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