2010年アメリカ国内ラリー選手権第5戦、サスケハノックトレイル・パフォーマンスラリーが今週末に開催される。
木々の間を縫うように超高速で走るコースが続き、ドライバーには正確な判断力が必要とされる。そのため勝つのが最も難しいイベントと言われている。
サスケハノックトレイルはペンシルバニアで最も古くからあるモータースポーツイベントで、今回が34回目の開催となる。路面は泥で覆われたスムーズなグラベル。それだけに超高速の激戦となる。
スバル・ラリーチームUSAのドライバー、デイブ・ミラはこの大会への出場に向け、4度のWRCチャンピオンであるトミ・マキネンとともに2日間にわたるグラベルテストを実施した。このテストはフィンランドにあるマキネンのラリースクールで行なわれている。
「トミと一緒にテストできるなんてすばらしい機会だったよ。高速コーナーでクルマのコントロールを保つ技術やどうやってペースをあげればいいか、そういうことを彼から学べたよ。すごく自信がついたね。ラリーでこの努力が実るような結果を残せたらいいな」とミラは抱負を語っている。
なお、ミラのチームメートであるトラビス・パストラーナは、オーストラリアで行なわれる「ニトロ・サーカス・ライブツアー」への出場が前から決まっていたため、ラリーは欠場となる。パストラーナの次戦は来月、ニューイングランド・フォレストラリーとなっている。
デイブ・ミラ
2009年スバル・ラリーチームUSAのスーパープロダクションクラス・スバルでレースで経験を積み、2010年さらにパワフルなオープンクラスへステップアップ。彼のニューマシン、スバルインプレッサWRX STIの習熟に努めている。