先週末に行なわれたラリーポルトガルで、ストレスのたまる展開に耐えなければならなかったペター・ソルベルグ。前戦ニュージーランドに続き、表彰台獲得はならなかった。
ペターは前を行くライバルたちと3日間をとおして接近戦を繰り広げていたが、土曜の午後に犯したミスが大きく響く結果となった。SS12はセバスチャン・ローブからわずか0.9秒遅れと迫ったものの、次のステージでタイヤを傷め順位を下げてしまった。それでもデイ2の最終SSではローブから31.1秒遅れの3番手につけ、4番手のダニ・ソルドには13.5秒の差をつけていた。
しかしデイ3、彼はまたもや不運に見舞われてしまう。ステアリングに問題が生じたため4位へダウン。さらに最終ステージ、4.6秒前を行く3番手のダニ・ソルドを捉えるべくアタックを敢行するものの、バリアにぶつかりって10〜15秒のロス。この結果ミッコ・ヒルボネンに逆転を許し、最終的に5位でポルトガルのラリーを終えている。
「土曜日のSS11まではすべて順調だった。ローブについていけていたし、タイヤの状態も悪くなかった。でもSS12でタイヤを傷めてしまいペースが狂ってしまったよ。
5位という結果には正直ガッカリだ。今週末はいい結果を出せると期待していたからね。タイヤに複数のトラブルがでて、さらにはスタジアム内でステアリングにも問題が出てずいぶん時間をロスしてしまった。
でも悲観することばかりじゃない。ペースとしては他のドライバーに負けていなかったわけだから、ラリー全体の感触については満足している。
ホームへ戻って、次のターマック戦となるブルガリアの準備をはじめるよ。シトロエンC4WRCはターマック向きだと思うから、次がとても楽しみだよ!」
次戦ブルガリアは7月9〜11日にかけて開催される。