スバル・インプレッサの最初のWRカーであるWRC97から、最後のWRカーであるWRC2008にいたる12年間、プロドライブでは合計100台以上のWRカーが製造され、35勝という輝かしい勝利を挙げてきた。
そんなインプレッサWRカー最後の1台、WRC2008-011が、このほどカスタマーの元へと発送された。このクルマは2008年にスバル・ワールドラリーチームで使われたもの。現在はプロドライブ・オリジナル仕様へと完全にリビルトされている。
そして驚くことに、プロドライブの手による最初のインプレッサWRカー、WRC97-001もまた完全に修復され、顧客の手に渡ったという。
この偶然とも言える同時期の出荷を記念してプロドライブは、この2台が誕生した地であるプロドライブの本拠地バンブリーでセレモニーを行なった。
向かって右が最初のインプレッサWRC97、左が最後のインプレッサWRC2008。
ちなみに、現在もS5(WRC98)、S6(WRC2000)、S11(WRC2005)、S12(WRC2006)、S12b(WRC2007)など、多数のインプレッサWRカーが売りに出されている。詳しくはプロドライブのウェブサイトで。値段は日本円で800万円〜3500万円程度。