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ラリー北海道:今日、開幕。シェイクダウンでトップはクスコ柳澤

 

 FIAアジアパシフィックラリー選手権(APRC)第2戦および、全日本ラリー選手権(JRC)第3戦「ラリー北海道」が5北海道帯広市周辺で開幕した。例年、7月の開催だった同ラリーは、今年は開催時期が2カ月早まった。この時期の北海道は、日中はあたたかいが夜になるとけっこう冷え込み、ステージの脇にはまだところどころに雪が残っているほど。リエゾンルートにはまだ桜も咲いていた。
 今回、最大の注目はプロトン・サトゥリア・ネオS2000だ。日本でS2000マシンが走るのは初となるうえ、ドライバーは昨年から開発を担当しているアリスター・マクレーと、スバル・ワークス時代から日本人にはおなじみのクリス・アトキンソンだけに、サービスパークでもギャラリーと関係者から注目を浴びていた。
 そんななか、21日の12時から開始されたAPRCのシェイクダウンで、トップタイムをマークしたのはクスコ・ワールドラリーチームの柳澤宏至(ランサー・エボリューションⅩ)。続くセカンドベストは同じくクスコの炭山裕矢がたたき出し、母国で結果を残したいチームの意気込みが伺えた。
 今年からマシンをエボⅩにスイッチした田口勝彦(MRFタイヤ)は、前戦マレーシアで優勝したものの、マシンとしてはまだ手探り状態だったが、マシンセッティングを見直し、今回初めて組むコ・ドライバーのクリス・マーフィーとのコンビネーションも上々のようで、2連勝に意欲を燃やす。
 またAPRCには新井敏弘(スバル・インプレッサ)がスポット参戦しているほか、RALLY PLUS.NETがサポートする番場彬のスイフトスポーツがグループNでエントリー、また俳優の哀川翔もフィエスタSTでエントリーするなど話題は多い。
 全日本勢も奴田原文雄、勝田範彦、石田正史、福永修らレギュラー勢に加え、大嶋治夫、岩下英一など国内有力どころも例年どおり集結。激しい戦いが見られそうだ。
 ラリーは21日、セレモニアルスタート後のスーパーSS(SS1)で幕を開け、デイ1(22日)、デイ2(23日)あわせて総SS距離220.97㎞、総走行距離946.49㎞を走ってフィニッシュする。(RALLY PLUS.NET)

ラリー北海道公式サイト
http://www.rally-hokkaido.com/



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