11月20日、TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジ in 豊田では、GRヤリス・ラリー1とGRヤリス・ラリー2のデモランが実施された。サービスパークが設けられた豊田スタジアムの対岸にある白浜公園の特設SSで、ラリー1はロバンペラが勝田貴元を助手席に乗せてドライブ。ラリー2はラトバラがモリゾウを助手席に乗せて(のちモリゾウもドライブ)、そのパフォーマンスを披露した。
その後、サービス会場の豊田スタジアムでは、モリゾウをMCにヤリ‐マティ・ラトバラ、カッレ・ロバンペラ、勝田貴元、勝田範彦の4人がトークショーを行った。前の週に行われたWRCラリージャパンの振り返りなどが行われる中で、話題は“モリゾウとラトバラの対決”の話に。ふたりはフィンランドにあるラトバラのラリーカーミュージアムに展示するためのGRヤリス・ラリー1を巡って勝負をしているとのことで、富士24時間レースでのGRカローラによる対決(ドロー)や、ラリージャパンの翌日に行われたテストコースでの対決(モリゾウ○/ラトバラ●)、続いてのバトルはフィンランドの凍結した湖の上で行われるという。
また、ラリー2についての話の中では、モリゾウが「勝田範彦選手はあのクルマ(GRヤリス・ラリー2)で来年の全日本ラリー選手権に出場すると思いますし、全日本のラリーを盛り上げるために、ラトバラさんに、ご自身でも経験のあるラリー北海道の全日本ラリー選手権にドライバーとして出場してもらう内諾も得ています」とコメント。会場は大きな拍手に包まれた。
モリゾウはテストコースでの対決についてはかなりのハンデ戦であったことを明かし、それでも本気で走る“世界屈指の負け嫌い”がそろっているというチーム、ファンに対するプロッフェッショナルな姿勢、そしてそのチームを率いるラトバラを称賛した。
その後は豊田市の太田稔彦市長も登壇。モリゾウや勝田親子との軽妙なトークを交えながら、“豊田市わがまちアスリート”としてTGRチームを認定すると宣言、認定証やボードを贈呈した。