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AXCR:SS5を終え、チーム三菱ラリーアートのチャヤポン・ヨーターは総合首位をキープして最終日へ

©MITSUBISHI

三菱自動車が技術支援するチーム三菱ラリーアートがトライトンで参戦するアジアクロスカントリーラリー(AXCR)は11月25日、SS5を走行。当初予定されていたコースが前日夜に変更となり、SS3のスタート地点から約80kmが使用された。この日はチャヤポン・ヨーターが5番手タイムをマークし、総合リードを広げて最終日を迎える。一方、リファット・サンガーも4番手タイムをマークし、総合4番手を維持している。

(以下、チームリリース)


SS5は主催者判断で急遽コース変更に
高速フラットダートがメインのSS3前半80kmで開催
チーム三菱ラリーアートは引き続き首位と4位の座をキープ

大会は終盤5日目に突入した。当初はカンボジアとの国境付近で90km超のステージが予定されていたが、前日夜に急遽コースが変更となり、SS3のスタート地点から約80kmが本日のステージとして使われることとなった。2日前に開催されたSS3と路面コンディションもほぼ同様で、時速100kmを超える高速域のフラットダートをメインに、グラベル、ターマックを交えたコースとなった。

総合首位の座を維持するチーム三菱ラリーアートの『トライトン』105号車をドライブするチャヤポン・ヨーターは、後を追う2番手と7分以上のタイム差をキープしており、これまで同様の冷静なドライビングで安全なゲームを展開。SS5の公式タイムは56分40秒で区間5位、総合では引き続き首位を守り、総合2位の102号車トヨタ・ハイラックスRevoとのタイム差は8分15秒とさらに水をあけた。

大会2日目のSS2でパンクトラブルに見舞われたものの、総合8位から着実に順位を上げ、現在総合4位まで浮上した118号車のリファット・サンガーは、タイムを狙いに行くよりも最終日まで確実にゴールを目指すことを最優先。「我々の『トライトン』はハンドリングが良く、エンジンもレスポンスがよいので悪路でも思い通りに走れ、納得できる結果を出せました」と語り、SS5の公式タイムは56分15秒の区間4位でゴール。総合順位は変わらず4位につけている。

MITSUBISHI

増岡総監督のコメント
「明日はついに今大会最終のステージとなります。SSの距離は50km弱と短めですが、深いわだちや穴、大きな水場など厳しい路面が予想されています。チャヤポンは2日目に首位に立ってその後も安定した走りでリードを守ってここまできました。『トライトン』はハンドリングがよく運転しやすいので、悪路になるほど真価を発揮してくれると思います。明日は集中力を切らさずこれまで通り走り切ってくれることを期待します。まさに、チームにとっての正念場です」

総合首位のチャヤポンは後続とのタイム差が8分以上とアドバンテージがあり、堅実に『トライトン』をゴールまで運ぶことが求められる。一方、総合4位のリファットの前後にはライバルが僅差でおり、明日のステージでは表彰台をかけた緊迫したレース展開となるのは必至と言えるだろう。


AXCR2022 暫定結果(SS5終了時点)
1 C.ヨーター(三菱トライトン) 7:38:30
2 J.ジェンカモルクルチャイ(トヨタ・ハイラックスRevo) +8:15
3 塙郁夫(トヨタ・フォーチュナー) +9:08
4 R.サンガー(三菱トライトン) +13:18
5 青木拓磨(トヨタ・フォーチュナー) +15:46
6 T.ネワンナ(いすゞD-Max) +25:50



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