2023年のジュニアWRCカレンダーが公式に承認され、全5戦での構成が発表された。
内容は2022年と近いもので、2023年も2月のWRCスウェーデンで開幕する。2戦目は4月のターマック戦、WRCクロアチア。ジュニアWRCの開催は3年連続となる。次に待ち受けるのは、ジュニアWRC開催は2019年以来となるダスティなWRCサルディニア。その後、高速グラベルのWRCエストニア、ラフグラベルのWRCアクロポリスが最終戦となる。
「いずれも独特の性格を持つラウンドでの構成となり、ファンにも人気がある」と意気込みを語るのはジュニアWRCマネージャーのマチェイ・ボダ。
「どのラリーもそれぞれのアプローチやスキルが求められると思うが、すべてのドライバーを厳しくテストし、誰が将来のWRCのスターになるかを見極めることが非常に重要だ。2023年に参戦するクルーには、WRCの様々な要素をできるだけ多く体験してもらい、世界の舞台への入門シリーズとして完璧な内容と、将来の挑戦と成功への欲求を満たしてもらうことを目的としている」
2023年もジュニアWRCは、Mスポーツ・ポーランドが製作するフォード・フィエスタ・ラリー3でのワンメイクとなるため、ジュニアWRCの参戦ドライバーは、同時にWRC3部門のポイントも対象になる。
2023年のジュニアWRCの優勝特典は、プレイベントテストとピレリタイヤのフル供給を含むMスポーツ・フォードからフォード・フィエスタ・ラリー2での4戦分の参戦(参戦資金含む)となっている。