2009年のJWRCチャンピオンであり、今季SWRCにフォード・フィエスタS2000で参戦している27歳のマルティン・プロコップ。彼はフィエスタでの経験値を上げるために、6月4〜6日に開催されるIRCラリー・ド・イタリア・サルディニアに参戦する。
サルディニアは2009年にWRCとして開催されたが、ローテーション開催のために今年はスキップ。代わりにIRCとして開催される。ホストタウンはWRCと同じくオルビアだが、コース自体は島の南北を使って異なるSSで行なわれる。
「僕はまだ完璧にはこのクルマに自信を持てない。だからもっとこのクルマに慣れる必要があるんだ」とプロコップ。
「次のSWRCイベントまで時間があるが、テストに資金を費やすか、サルディニアに行くかを決めなければならない。サルディニアは好きなイベントだし、今週中には決めるつもりだ」
フィエスタをIRCサルディニアまでに準備することについては問題はないという。先週参戦したニュージーランドからヨーロッパへ船で戻すのではなく、プロコップのチームは空輸することを選んだ。
プロコップは昨年、地元チェコで開催されたIRCバルムラリーにBFグッドリッチからプジョー207S2000で参戦。5位でラリーを終えている。
もしプロコップがサルディニアに出場すれば、以前からフィエスタでの出場を表明していたアンドレアス・ミケルセンと合わせて、2台のフィエスタが走ることになる。