FIAは12月7日のワールドモータースポーツカウンシルで、FIA地域ラリー選手権の2023年カレンダーを承認した。FIAアジア・パシフィックラリー選手権(APRC)は、ファイナル一戦でチャンピオンが決まる3度目のシーズンを迎える。アジアカップ、パシフィックカップ、いずれか1戦をスタートした登録クルーと、ASN枠からのノミネートクルーがAPRCファイナルに参戦し、このファイナル一戦でAPRCタイトルが決まる。2023年のファイナルは、インドネシアのダナウ・トバラリー(11月24〜26日)となる。
日本での開催は、2月3〜5日のラリーオブ嬬恋(群馬県)で、イベント自体の開催は2019年以来。これまでもAPRCラウンドとしてカレンダー入りしてきたが、実際にAPRCラウンドとして開催が実現するのは今回が初めてとなり、APRC史上初のスノーラリーとなる予定。発行されているラリーガイドによると、11SS・60.85kmという設定で争われる。なお、アジア地域での開催だが、アジアとパシフィック、両方のカップに含まれている。この理由についてシリーズは「複数戦での選手権ポイントによるタイトル争い復活を視野に入れ、地域を越えた競争を活性化させることが目的」としている。
2023年FIA APRCアジアカップ開催カレンダー
2月3〜5日 ラリーオブ嬬恋(日本)
3月17〜19日 サウスインディアラリー(インド)
9月22〜24日 インドネシア
10月27〜29日 ラリー龍遊(中国)
11月24〜26日 ダナウ・トバラリー(インドネシア)
2023年FIA APRCパシフィックカップ開催カレンダー
2月3〜5日 ラリーオブ嬬恋(日本)
3月25〜26日 ラリーロンセストン(オーストラリア)*
4月1〜2日 ラリーオタゴ(ニュージーランド)
5月12〜14日 インターナショナル・ラリーオブワンガレイ(ニュージーランド)
7月15〜16日 ラリークイーンズランド(オーストラリア)
*ASN承認待ち
2023年FIA APRCファイナル
11月24〜26日 ダナウ・トバラリー(インドネシア)