チェコ期待の若手エリック・カイスが、2023年のWRC2にフル参戦するチャンスをつかんだ。長年ともにするオルサック・ラリースポーツからWRC2部門7戦に参戦するほか、ERCでは新型シュコダ・ファビアRS ラリー2最初のカスタマーとして5戦を戦う。
今年1月のWRCモンテカルロでは、初参戦の難しいラリーをWRC2の2位でフィニッシュし、大きな期待が寄せられていたカイス。しかし、フォード・フィエスタ・ラリー2で自分らしい速さを引き出すことができず、シーズン途中でWRC2参戦を断念している。
「ここ3シーズンはフィエスタ・ラリー2に乗っていたので、4WDマシンでの経験は十分積んでいる」と語るカイスは、開幕戦のWRCモンテカルロからWRC2のタイトルに照準を合わせて挑む。
「新型ファビアRSラリー2は、成功を収めるためのカギになる。シュコダモータースポーツから存分にテクニカルサポートを受けることができるので、新型マシンでのスタートをすごく楽しみにしている」
「チェコのASNとチェコという国を代表しているので、チェコのマシンで走れるのはうれしい。さらに、WRCカレンダーにセントラル・ヨーロッパラリー(スタートはチェコの首都プラハ)が入ったことで、地元のファンにも自分たちの走りを見せることができる」
(Graham Lister)