11月10〜13日に愛知県・岐阜県で開催された2022年WRC最終戦フォーラムエイト・ラリージャパンのラリージャパン事務局は、今大会がFIAの環境認証プログラムで2つ星を獲得していたことを発表した。10月20日付けでFIA環境認証監査員が報告書を提出しており、大会会期中にFIAから認証がわたされた。
(以下、発表リリース)
フォーラムエイト・ラリージャパン2022が
FIAの環境認証プログラムで“2つ星”獲得
世界ラリー選手権(WRC)フォーラムエイト・ラリージャパン2022は、国際自動車連盟(FIA)より環境認証“2つ星”を授与されました。
この授与についてFIA環境認証監査員のイヴン・ワイガー氏は、2022年10月20日付け報告書の中で次のように語っています。
「来たるべきWRCイベント(フォーラムエイト・ラリージャパン2022)の開催に向けた環境管理において、 ラリージャパンの大会主催者が見せた手堅い取り組みを総合的に判断した結果です」
「イベント実施に伴う主たる環境インパクトへの諸対応について、大会主催者はその指標となるべき開催要領やチェックリスト、また種々の指示書を発行しており、 それら複数の文書が環境対応への取り組みを示す証しになると評価しました」
FIA環境認証プログラムは、地球規模のモータースポーツ活動や自動車関連産業の健全な発展を促し、その環境パフォーマンスの強化に資することを目的に設定されています。3段階に分かれた授賞構成のうち、2つ星は環境システムの導入を通じて継続的な改善を追求する大会主催者の活動と取り組みへの遂行レベルが優良であることを示すものです。
11月10〜13日に日本で開催されたWRC最終戦のため、FIAラリーディレクターのアンドリュー・ホイートレィ氏が日本を訪れた際、同氏からフォーラムエイト・ラリージャパン2022を運営する株式会社サンズ鈴木賢志代表取締役に直接この認証が手渡されました。
FIAラリーディレクター アンドリュー・ホイートレィ氏のコメント
「フォーラムエイト・ラリージャパン2022の開催に携わったすべての方々、また大会主催者とこれを代表する鈴木賢志氏に、FIAは心よりお祝いを申し上げます。皆様方のご尽力をもちまして、FIA環境プログラムが滞りなく遂行され、2つ星認証を獲得されました。環境パフォーマンス強化に向け鋭意取り組みを続ける我々、すなわちWRCコミュニティのみに留まらず、モータースポーツに携わるすべての者にとって、今回の認証はさらなる前進に向けた重要な一歩であると考えています」
株式会社サンズ 鈴木賢志代表取締役のコメント
「フォーラムエイト・ラリージャパン2022の開催に向けて、私たちはエンターテイメント性の向上と、このスポーツの持続可能性を両立させることに取り組んできました。 その結果として、FIAが定める環境認証プログラムの2つ星を取得できたことを大変うれしく思います。日本における12年ぶりとなる開催において、ラリーの魅力を多くの皆さまにお届けできたと同時に、自然環境保護に貢献できたことを誇りに思っています」
ラリージャパンは引き続きFIAの指導を仰ぎ、2023年開催のWRCイベントに先立ち実施される環境管理の監査において、3つ星認証を獲得すべくさらなる努力を続けるとしています。