WRC、ケン・ブロックを偲び今シーズンはNo.43を欠番に – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRC、ケン・ブロックを偲び今シーズンはNo.43を欠番に

©WRC PROMOTER

1月2日にスノーモービルの事故により急逝したケン・ブロックを偲び、WRCは今季、No.43を欠番にすることを明らかにした。

エキサイティングなドライビング動画や人柄の良さ、見事なラリーの腕前で知られたブロック。多くのファンに愛され、ラリー界でも多くのドライバーが憧れの対象とするなど人気者のひとりだった。

No.43はブロックの代名詞であり、キャリアの初期からほとんどのマシンでこのナンバーを選んでいた。ブロックの思い出を称え、WRCはFIAと連携し、2023年シーズンのWRCではこのナンバーを欠番とすることを決めた。

WRC PROMOTER

FIA総裁のモハメド・ビン・スライエムは「我々の偉大な友人であるケン・ブロックがモータースポーツに果たした多大な貢献と、彼が世界中の人々から高く評価されていたことを考えれば、彼が愛したNo.43を2023年のWRCシーズンに欠番とすることは、ふさわしいことだ」と語る。
「小さなことではあるが、いま辛い時期を過ごしている彼のご家族やご友人にとって、少しでも慰めになればと願っている。ケンは真のレジェンドであり、その記憶は永遠に我々とともに生き続けるだろう」

またWRCプロモーターのマネージングディレクターを務めるヨナ・シーベルは「ラリーというスポーツを新しい観客に広めたケンの影響力は、決して過小評価できるものではない」と語る。

「ケンにとってファンとの関わりは最も重要なことであり、そうして彼はWRCで愛される存在となった。競技として、ケンの代名詞であるNo.43を欠番にすることは、ケンのご家族、ご友人、ファンに対するささやかな尊敬の念を表すものだ」

ブロックは、2007年のラリーメキシコでWRC初参戦。通算25回参戦し、PWRCではスバル・インプレッサWRX STI、その後はMスポーツ・フォードのフォーカスWRCやフィエスタWRCで。



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